ビタミンの効果詳細
特徴
ビタミンとは、生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物の総称です。
ビタミンの多くは、生体内において酵素がその活性を発揮するために必要な補酵素として機能しますが、生体内で合成することができないので、主に食事を通じで外部から補給する必要があります。
体内のビタミンが不足すると、疾病が起こったり成長に障害が出たりするビタミン欠乏症を発症します。
ビタミン欠乏症として最もよく知られているのは、脚気と壊血病です。前者はビタミンB1の欠乏によっておこる病気であり、後者はビタミンCの欠乏によって引き起こされます。
なお、ある物質がビタミンかどうかは、その生物によって異なります。
たとえばビタミンCは人間にはビタミンですが、他の多くの生物にとってはそうではありません。
ビタミンとは成分ではなくその働きによって識別されるのです。
人間にとってのビタミンはビタミンB12やビタミンCなど13種が認められています。